1. 建設省遠賀川工事事務所の原和久氏 講演
田川市長の挨拶の後、建設省遠賀川工事事務所の原和久氏より、ただ今、グラウンドワーク研究中!」と言うテーマで講演をいただいた。
河川管理者である建設省職員としての立場で、遠賀川水系の河川環境の現状、不法投棄の現状の悪化に苦慮し、
その改善方法を模索する過程において出会ったまちづくり手法の一つ「グラウンドワーク」
田川市でのグランドワーク活動では、田川未来塾植木氏の活動が約4年経過した頃、「旧産炭地の再生」をキーワードとしたグラウンドワーク、
その県庁内の研究会に出会った。
その後実際にイギリス視察を行い、この「パートナーシップ」システムの田川市での確信を得たようだ。
現在、グラウンドワーク事業として、普及講演会、県立大学街灯支援設置運動、コンピューターサマーキャンプへの派遣、ばんだごうら花壇づくり、
親水公園づくり、神幸祭ゴミポイ捨てよそうキャンペーン等が年間行事として実施されている。
21世紀を目前に控え、社会・経済のみならず国土構造に関しても閉塞状況に直面し、厳しい財政運営の下、大きな変換の時期を迎えている。
説明者がテーマとして掲げている、「とりわけ各地域には住民団体・NPO等が多種多様な活動を行っている現在、そのレベルアップを図りつつ、
かつ行政側の主旨を理解できる体制を取れる方向性を模索する」ことの一つの参考事例にあたるものとしての「グラウンドワーク活動」は、
今後の活動一つ一つにより、住民の自立心が育まれることに期待できる。
講演の様子